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劣化してしまうのは仕方がない

建物の壊れている部分

建物内の設備に不具合がないかを定期的に点検することは、賃貸物件管理の重要な業務のひとつです。
特に消火設備やエレベーターなどの共用設備は、法令により定期点検が義務づけられています。
これらを怠ると刑罰の対象となる可能性があるため、確実に実施しなければなりません。
設備点検を怠ったまま事故が発生すれば、大きな被害や責任問題に発展することもあります。
さらに、マンションやアパートは時間の経過とともに劣化していくため、長期修繕工事の計画も必要になります。
10年〜30年先を見越して、外壁や屋根、防水工事などの修繕箇所と費用を明確にしておきましょう。
また、過去に立てた修繕計画も定期的に見直し、現状に合った内容に更新することで、より確実に建物の価値を維持できます。

綺麗な状態を維持しよう

賃貸物件を清潔な状態で保つことは、入居者の満足度を高め、長く住んでもらうために非常に重要です。
特にゴミ捨て場やエントランスなどの共用部分は、入居者が毎日目にする場所であり、建物全体の印象を大きく左右します。
これらの場所は日常的に清掃し、常に清潔に保つように心がけましょう。
また、廊下や階段、外壁などの場所も定期的に高圧洗浄機を使って特別清掃を行うことで、美観を維持できます。
例えば月に1回程度の頻度で実施するのが理想です。
さらに、建物の見た目がきれいだと内見に来た人にも好印象を与えるため、入居率の向上にもつながります。
逆に汚れたままの状態では「管理が行き届いていない」と判断され、入居を敬遠される恐れもあります。
日々の清掃と定期的なメンテナンスを続けることで、良好な印象を維持し、安定した経営に結びつけましょう。


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